# アファンタジアとは｜映像が浮かばない人の割合と能力

> アファンタジアは、意図して思い浮かべようとしても視覚イメージが生じない状態を指します。Dance、Ipser、Simner（2022年）の調査では一般人口の約1%、イメージが弱いハイポファンタジアを含めると約4%でした。知能や空間認識の能力が低いわけではなく、視覚ワーキングメモリ課題の正確さは同等で、使っている方略が言語的・空間的である点が異なります。

- URL: https://brainrank.jp/blog/aphantasia
- 公開日: 2026-08-27
- 発行: BrainRank編集部 (https://brainrank.jp)
- Tags: 認知能力, 心理学

アファンタジアは、目を閉じてリンゴを思い浮かべようとしても、視覚的な像が現れない状態です。一般人口の約1%に見られます。知能や空間認識が劣るわけではなく、同じ課題を別の方略で解いていることがわかっています。この記事では、割合・測り方・能力との関係を整理します。

## 定義と経緯

アファンタジア（aphantasia）という語は、[Zemanら（2015年、Cortex）](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26115582/)が、生まれつき視覚イメージを経験しない人々を報告した論文で用いたことから広まりました。指しているのは、随意的な視覚イメージ、つまり自分の意思で思い浮かべようとしたときに生じるはずの像が生じない状態です。

注意したいのは、これが「想像力がない」という意味ではない点です。物語を理解することも、比喩を扱うことも、空間の関係を考えることもできます。欠けているのは、その処理に伴って主観的に見える映像です。夢で映像を見る人もいます。

## 割合はどのくらいか

一般人口を対象に調べたのが[Dance、Ipser、Simner（2022年、Consciousness and Cognition）](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34872033/)です。当事者コミュニティからの募集ではなく一般サンプルを用いた点が重要で、報告された割合は次のとおりでした。

- アファンタジア（視覚イメージがほぼ生じない）: 約1%
- ハイポファンタジア（イメージが弱い）: 約3%

判定に使う質問紙の閾値をどこに置くかで数値は動き、もっとも厳しい基準（像がまったくない）で0.8%程度、緩やかな基準まで含めると3.9%程度と報告されています。日本の人口に当てはめれば、100万人以上が該当する計算です。

## どうやって測るのか

標準的に使われるのはVVIQ（Vividness of Visual Imagery Questionnaire）という質問紙です。「親しい人の顔」「日の出の風景」といった場面を思い浮かべ、その鮮明さを5段階で自己評価する16項目からなります。

自己報告である以上、限界もあります。「思い浮かべる」という言葉を比喩と受け取っているのか、文字どおりの映像と受け取っているのかで回答が変わるためです。近年は、瞳孔反応や両眼視野闘争を使った客観的な指標を組み合わせる研究も進んでいます。

## 知能・空間認識との関係

ここが実務的にいちばん重要な点です。アファンタジアの人の成績は、視覚イメージを使う課題でも一般群と同等であることが繰り返し報告されています。

[Keogh、Wicken、Pearson（2021年、Cortex）](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34482017/)は、視覚ワーキングメモリ課題の正確さと容量がアファンタジア群でも保たれていることを示しました。違ったのは自己報告された方略で、一般群が視覚的な方略を挙げるのに対し、アファンタジア群は言語的・空間的な方略を挙げました。

メンタルローテーション（図形を頭の中で回す課題）でも同様です。Zemanらが報告した症例では、反応時間は長いものの正答率は対照群と同等でした。つまり、時間はかかるが到達はする、という形です。

この構図は、[多重知能理論](https://brainrank.jp/blog/multiple-intelligences)が想定するような分野ごとの凸凹とよく似ています。総合的な数値が同じでも、そこに至る経路は人によって違います。

## 空間推理テストへの含意

IQテストの空間推理課題は、しばしば「頭の中で図形を回す」と説明されます。この説明はアファンタジアの人を戸惑わせますが、課題が実際に測っているのは映像の鮮明さではなく、要素間の空間関係を保持して変換できるかどうかです。

したがって、映像が浮かばないことは不利にはなりません。実際の解き方では、回転そのものではなく「どの角がどこへ移るか」という対応関係を追うほうが速いことも多く、この手順は[空間認識力の鍛え方](https://brainrank.jp/blog/spatial-reasoning-training)や[空間推理の例題](https://brainrank.jp/problems/spatial)で扱っています。

## 個人差として扱う

アファンタジアは診断名ではありません。生まれつきの場合は、本人が「他人には本当に見えているらしい」と気づくまで自覚がないことがほとんどです。学習方法の相性（図で覚えるか、言葉で覚えるか）に影響することはありますが、能力の上限を決めるものではありません。この、標準からのずれを欠損ではなく差異として扱う見方は[ニューロダイバーシティ](https://brainrank.jp/blog/neurodiversity)の考え方と共通しています。

## 自分の認知プロフィールを見る

自分がどの方略で解いているかは、分野別のスコアを見ると手がかりになります。[BrainRankの無料IQテスト](https://brainrank.jp/start)は空間推理・パターン認識・論理的推論・分類能力の4分野・20問（約10分）を項目反応理論（IRT）で採点し、分野ごとの結果を個別に返します。視覚イメージの有無にかかわらず同じ尺度で測れるため、自分の得意な入り口を確認する材料になります。結果は娯楽・自己理解のための推定値であり、医療・診断目的の検査ではありません。

## よくある質問

### アファンタジアは何%の人にありますか？

一般人口を対象にした2022年の調査では、視覚イメージがまったく生じないアファンタジアが約1%、弱いハイポファンタジアが約3%でした。判定に使う質問紙の閾値の取り方によって、0.8%から3.9%程度の幅で報告されます。

### アファンタジアだと頭が悪いのですか？

そうではありません。視覚ワーキングメモリ課題の正確さや容量は一般群と同等であることが報告されています。違いは成績ではなく方略で、視覚イメージの代わりに言語的な記述や空間関係の情報を使う傾向があります。

### アファンタジアは病気や障害ですか？

診断名ではなく、認知の個人差として扱われるのが一般的です。生まれつきの場合と、脳の損傷などのあとに生じる場合があり、前者は日常生活に大きな支障がないことがほとんどです。

## 出典

- [Zemanら（2015年、Cortex）](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26115582/)
- [Dance、Ipser、Simner（2022年、Consciousness and Cognition）](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34872033/)
- [Keogh、Wicken、Pearson（2021年、Cortex）](https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34482017/)

---

統計・割合は平均100・標準偏差15の正規分布モデルに基づく算出値です。本サイトのテストは娯楽・自己理解のための推定値であり、医療・臨床目的の検査や公式な知能検査ではありません。
引用時は「IQテスト | BrainRank（brainrank.jp）」と記事URLを併記してください。
